2009年3月28日、島根県出雲市の湖遊館で開催された湖遊館スプリングアイスショーに中野友加里選手が出演しました。
15時および18時開演の2公演あり、以下は昼公演の感想です。 Keiko Asakuraさんの写真で(ポスターやチラシ、プログラムに使われているものと同じもの)友加里ちゃんをはじめ、太田由希奈さん、柴田嶺選手、小林宏一選手の写真が載ったチケット(ファンには嬉しいデザインでした)を手に会場へ。 入場時に配布されたプログラムの表紙はチラシと同じもの。開くと左のページに演目リスト、右のページにスケーターの写真と簡単なプロフィールが掲載されています。友加里ちゃんの写真はRyuichi Mineさんの写真。当ブログのトップ画像で使わせていただいたものとは違いますがダークブラウンのジャケットは同じです。 このアイスショーでは中野友加里選手はスペシャルゲストというポジションでショー後半のソロとフィナーレのみに出場、ショー全体で出ずっぱりだったのが、 太田由希奈/小林宏一/柴田嶺/望月梨早/田村優希/川島百恵 の6人のスケーター。衣装替えも多く舞台裏では大忙しだったのではないかと思われます。 オープニング:domdomは特別編成チームのナンバー。小林、柴田のお二人がそれぞれ緑とピンク(柴田選手のはちょっと服のサイズが大きく見えた)のちょっとアジアンテイストなゴージャス衣装、これに対して女性陣はパレオのような感じのふんわりした南国風サマードレスとでもいうのでしょうか、太田、望月のお二人が黒っぽい感じで、田村、川島のお二人はオレンジとか暖色系。6人揃って動いたときに太田さんだけ腕の動きが際立つのがさすがでした。 地元スケーターのプログラム1つを挟んで、全日本のときに着ていた衣装で望月さんがソロナンバー「シカゴ・ロッシー」。昼公演は東側センターあたりが来賓席になっていて(出雲市長さんも来賓のひとり)、また時間的に子連れの家族客も多かったのですが、のっけからこんな悩殺プロでいいのか、と見ながらちょっとどきどき(笑)。きれいに脚の伸びたスパイラルが素晴らしかったです。 続いて登場は太田さん。プログラムには「アベマリア」とありましたが実際の演目は「誰も寝てはならぬ」。青に片方の肩から斜めにフリルのようなものが入った衣装でした。氷の上で踊っているのを見られるだけで十分に満足。イナバウアーは見られるのかな、と待っていたら、気を持たせた後半にさらりと披露してくれました。 地元のバリダンスチームの演技を挟んで、柴田選手の「オペラ座の怪人」。このプロ、実は写真でしか見たことがなく、そのときにものすごく手の込んだメイクをしていたので、着替えなどの時間が間に合うのかと思っていたら、今回は簡易版だった模様。とは言え、演技のほうは手を抜かずにいい内容でした。これまで割と淡々とした印象が強かったのですが、ショー全体を通して客席とのアイコンタクトもよくとっていて、個人的に柴田選手のイメージが今回のショーで変わりました。薔薇の花を持ってさまになる日本男子選手は貴重です。 地元スケーターのグループ演技の後は、蛍光ピンクのセクシーな衣装で望月・田村・川島トリオが「Baby Face」。コミカル&コケティッシュな振付でしたが、望月さん、目まぐるしく変わるポーズの決め方がいちいち上手いです。すぐにでもプロスケーターになれそうだなぁと思ったことでした。 地元スケーターの演技二人の後、再び特別編成チーム登場で「踊り明かそう」。冒頭部分でそれぞれ黒ずくめ、白ずくめのタキシード姿の小林・柴田のお二人が傘を持って登場、途中で互いの傘を投げて交換するような振付もありました。ある意味、このショーで一番のキャスティングの妙味は、この小林&柴田コンビだったような気がします。この二人の組み合わせは他の機会でも見たいです。そして後から登場した女性陣はそれぞれデザインが異なる真っ白なドレス姿。シングル選手ではあまりはかない、アイスダンスっぽいやや長めな裾で優雅に。途中、男女でダンスのように組む部分があって、柴田&望月組、よかったです。 やや長めに地元ハワイアンダンスチームの演技があり(特設ステージの上とはいえ、リンクで素足は見ていて寒そうでした)小林選手の「ビートイット」。黒の衣装で踊りまくりプロです。北や南のショートサイドのお客さんにもアピールしていて好感がもてました。 そして最後が中野選手の「ハーレム」。ショー当日朝に出雲入りというスケジュールを感じさせない、切れのある動きでスピードもよく出ていました。北側の氷上にバリダンスやハワイアンダンスチームが踊るための舞台が設置されていたのですが、友加里ちゃんが滑るとリンクが狭く感じられて乗り上げやしないかと冷や冷やしました。髪飾りが衣装と同色の太い紐を束ねたような房状のものに変更。新横のアイスフェスとは逆方向から見ましたが、前半で見せるきりっとした表情がなんともかっこいいです。 フィナーレは「ショーほど素敵な商売はない」。編成チームは金色の衣装、友加里ちゃんはハーレム衣装のままでラストに登場。 スペシャルゲストという位置づけだったこともあり、友加里ちゃんの登場時間が少なめだったのがゆかりんファンとしてはちょっと寂しい感じはありましたが、その分、他のスケーターの演技で楽しめたので出雲まで足を運んだ甲斐はあったかな、と思います。 島根日日新聞「中野友加里らが舞う 湖遊館スプリングアイスショー」(3月17日) 山陰中央新報「氷上の芸術見に行こう 中野選手ら招きフィギュアスケートショー」(3月19日) 関連: 湖遊館スプリングアイスショー(湖遊館;チケット情報あり) 湖遊館スプリングアイスショーチラシ(Go, Yukarin!) 3月の中野友加里選手アイスショー出演情報(Go, Yukarin!)
by smile_yukari
| 2009-03-28 23:35
| イベント
|
Comments(3)
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sasha_2006 at 2009-03-20 09:21
こんにちわ。
湖遊館スプリングアイスショーに行く事を楽しみにしている地元の者です。 まさかこの目で友加里選手のスケートを見ることが出来るなんて 夢にも思っていませんでした! こんな田舎まで足を運んでいただけるなんて本当に嬉しいです。 スケートアメリカに17歳で出られた頃からずっと注目してきました。 学業とスケートの両立という大変な状況に身をおきながらも 常にトップの位置にいらっしゃるということにただただ敬服しています。 バンクーバーオリンピックでのご活躍にも期待しています。
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smile_yukari at 2009-03-28 16:47
文字数制限にかかったのでコメント欄でメモ続き。望月さんはすぐにでもプロになれそうです。小林&柴田コンビ、このショー一番の面白い組み合わせのキャスティングかも。個人的にツボにはまりました。配布のプログラムと曲など異同あり。
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maple
at 2009-03-31 03:31
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管理人さん、ショーのご報告ありがとうございます。
仕事の集中とワールドでぶっ飛んでました。 ゆかりんの出番が少なかったのは残念ですがゲストですもんね。 でもゆかりんが楽しく滑ってくれたならいいですね。 私も“ハーレム”見たいです。来季も滑ってくれるかな? 柴田君はまだまだ延びてきそうですね。
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