『フィギュアスケートデイズ』プレ創刊号(DAI-X出版、2006年5月)を買いました。全体的な印象としては、出版社の目次から想像していたよりも内容が盛りだくさんで驚きました。中野友加里選手に関する記事は、世界選手権後のインタビューが中心ですが、ちょこちょこ細かく写真があったり、言及があったりするので、隅々までチェックされることをおすすめします。
文章および写真はSports@niftyフィギュアスケート特集でおなじみの方々で、文章は青嶋さん、長谷川さん、写真には森田さん、浅倉さんの名前があります。 世界選手権、世界ジュニア選手権の上位選手たちばかりでなく、下位の選手たちについてもスポット的に取り上げています。アイスダンスやペアの選手たちについてもふれられているので、大きく表紙を飾る浅田真央選手のみを目当てに手にとった方にはちょっと意外な内容かもしれません。 個人的には「勝手にNo.1」のコーナーに、自分がオリンピックやワールドのテレビ放送を見て応援していた選手たちがごろごろ挙がっていてツボにはまりました。コメントは結構言いたい放題ですが(笑)、ジャンプが跳べなくても、衣装がちょっと変でも、そういったことすらひっくるめて、その頑張っている姿を応援したくなる選手というのはいるものです。 カラー写真も多く、たくさんの選手たちを紹介しているので、逆に言えば特定の選手について深く掘り下げる、というものではありません。本格始動してから、どのように展開するのかはまだわかりませんが、少なくともこのプレ創刊号の位置づけとしては、トリノ五輪やカルガリー世界選手権をおさらいし、この競技で現在活躍している選手たち、これから注目したい選手たちを紹介する、といった趣旨の内容なのだと思います。 ジュニア選手たちの座談会の記事は、3人のキャラクターのせいなのか、見事なのほほんっぷりの女子選手編、それに対して年長者の柴田選手が会話にいい流れを作っているのが印象的だった男子選手編、どちらも面白かったです。また、天野真さんの談話やデイビッド・ウィルソンへのインタビューといった、フィギュアスケートを支える人たちについての記事はこれからも読めるといいなぁと思います。 追記:天野真さんの談話ページが差し替えになりました。 →「選手の個性を大切に 新採点システムの今後の課題」 既にアマチュアを引退したスケーターたちについてとりあげていただければなおいいかもしれません。ほとんど伝説のように語られる名選手、名プログラムを振り返る、というのはファン歴の長短にかかわらず興味深いのではないでしょうか。 中野友加里選手についての記事は2ページ。世界選手権を終えてシーズンを振り返り、来季に向けての意気込みの感じられるインタビューです。佐藤信夫、久美子コーチからのコメントもあります。 印象深かったのは、ファンの応援に対して中野選手が「皆さんになにも返していない」、「言葉を返す機会があれば」と言っている部分です。ライターの青嶋ひろのさんが中野選手に応援ブログのことを伝えてくださったのがカルガリーでのこととうかがっているので、なるほどそれゆえにこのブログの現在にいたるのかと話がつながって、改めて納得しました。 管理人としては友加里ちゃんに魅力的なコンテンツをいただきっぱなしで、こちらこそ「なにも返していない」んじゃないか、という気持ちなのですが(ちなみに当ブログは5月9日に30000アクセスを超えました。えらい勢いですが、まさにゆかりん効果です)、この記事を読んでこれからも中野選手を応援するぞ! と思ったファンは私だけではないでしょう。 見た目、ちょっと薄いのでこれで税別1600円? と思う方がいるかもしれませんが、写真はきれいですし中身は濃いです。ゆかりんファンならチェックしておきたい一冊です。秋の本格始動を楽しみにしたいと思います。
by smile_yukari
| 2006-05-13 04:23
| 書籍/雑誌
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Comments(4)
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サリー
at 2006-05-13 13:25
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青嶋さんたちの選手への愛情が感じられる内容でした。
友加里ちゃんの写真のページに「新しい時代を作るのは誰?」というコピーがあるのが嬉しかった。 友加里ちゃんのインタビューを読むといつも、ほんとにまじめでいい人だなーと思う。ほんと、応援に対する一番の返事は、友加里ちゃんが楽しく滑ってくれることです! テクニカルスペシャリストの天野さんの話がためになりました。ウィルソンの話にはちょっとホロリと…いつかマリーナさんのインタビューも読めるといいな。 いろーんな選手がいることを、できるだけたくさんの人が知るきっかけになるような雑誌であり続けてほしいですね。そしていつか友加里ちゃんに表紙になってほしい。
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萌
at 2006-05-13 13:31
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中野さん特集があるといいんだけど。友香里ちゃんは親しみやすいお嬢さんといった感じがとても身近に感じて応援したくなる。でもTVや雑誌では他の目立つ選手が主なので寂しいな。中野さん実力では日本女子フィギュアNO3に入っていると思う。今までひたすら自分に挑戦していた彼女がオリンピック後観衆へのアピールという事を意識した発言をしたような気がしますが違いますか?ますますファンが増えて中野友加里特集がくまれなすように。TVでも頻繁にお会いできますように願ってます。
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コーヒーブレイク
at 2006-05-13 15:03
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オリンピック期間中も新横で黙々と滑り込んでいたんですね!!
「応援はしているけれど、試合やショーは見にいけない人たちも いっぱいいる」 ・・・たしかに・・・そう考えると、自分は恵まれているんだなあと つくづく思いました。 本当ありがたいです。
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ishi-kichi at 2006-05-13 16:09
私も先ほどザックリとではありますが読み終わりました。価格相応の非常に内容の濃い本ですね。まだまだ細かい所まで読み込めていませんが、他にも色々と面白い話が載っているかもしれませんね。
個人的には、中野さんの独占インタビューとジュニア選手の座談会が非常に面白いと感じました。 中野選手のインタビューは、ファンに対する真摯な気持ちがコメントに表れていて非常に嬉しく思いましたね。その思いからこのブログへの色々な写真やコメントの提供いただいているのかと思うと、ファンである自分自身も更に中野さんを応援しなければ!という気持ちになります。 また、佐藤コーチからのコメントにもありましたが、コーチがいない間にも滑り込んでいたとの事で、中野さんが練習の虫である事がうかがい知れますね。しかし、やはりコーチがいないと滑りがバラバラになってしまうのですね。この辺りにコーチの役割の重要さがうかがい知れました。 ジュニア選手の座談会は、お揃いのTシャツで記念撮影をするなど本当に和気藹々とした雰囲気で、日本選手の仲の良さがよく伝わってきますね。今後のシニアに上がってくる選手にも期待が持てます。
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