12月2日
男子シングルSP アイスダンスFD 女子シングルFS 表彰式 女子シングル、フリースケーティングが行なわれ、中野友加里選手は3位の成績をおさめました。前日のショートプログラムとの総合成績でも3位となり、大会史上初めて日本勢が独占した表彰台に立ちました。 関連: Event Photo 3(NHK杯公式サイト) Medallists(NHK杯公式サイト) フィギュア:NHK杯 浅田真央「攻め」で復活(MSN毎日インタラクティブ) この日のフリーでは、中国カップで回避したトリプルアクセルに挑戦しました。練習では降りていたジャンプでしたが、残念ながら本番ではすっぽ抜け、要素としては0点となってしまいます。 (トリプルアクセルは)「普段より硬くなっていたせいか、跳ぶ前の助走が長すぎてうまく上がらなかった」その後のトリプルループにもミスが出て、ジャンプの出来については残念な演技となってしまいました。 この結果、中野選手は3位となり、今季GPシリーズでの獲得ポイントは24ポイント、獲得ポイントが同点の場合の規定によって、同じ24ポイントのカナダのロシェット選手、アメリカのマイズナー選手に次ぐ9位、残念ながら二年連続のグランプリファイナル進出はなりませんでした(Grand Prix of Figure Skating 2006-2007)。 しかし、悪いことばかりではありません。 “I didn’t have a good day today, but it’s good that I was able to win a medal”, the Four Continents silver medalist [Yukari Nakano] said. “It makes me happy that the Japanese skaters took all medals and that I didn’t make a mistake in my spins like I did yesterday. I also got higher component scores than last year. I did have some mistakes in my jumps and I will work on that.”試合後のインタビューでは、NHK杯連覇ということよりも、初めての日本女子による表彰台独占が期待されたなかで「私が3位に入らなかったらどうなるんだろうというプレッシャーはありました」、とのコメント。自身を含めて(今大会に出場した女子シングルの)日本人選手全員がメダルがとれたこと、前日のショートの時のようなスピンのミスを繰り返さなかったこと、そして昨季よりもプログラムコンポーネンツでよい点がとれたこと(このフリーで中野選手のプログラムコンポーネンツは3つの項目で7点台にのりました)が嬉しい、と語っています。 表彰台独占という「自分としての責任」を果たさなければ、というプレッシャーの中で精一杯頑張った中野選手の今季の目標は、シーズンオフの頃から何度も言及があったように、東京で来年3月に開催される世界選手権への出場です。そのためには今月の全日本選手権が極めて重要、「一番大事な」大会になります。中野選手は「全日本で自分の力がすべて発揮できるように練習していきたいと思います」との抱負を語っています。 フリーの後、続いて行なわれた表彰式では、選手の表情に笑顔が見られました。また、式典後のウィニングランでは、客席から投げ込まれた花束を拾う細やかな気配りも見せた中野選手でした。
by smile_yukari
| 2006-12-03 10:45
| ニュース
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